買い物は・・・

さて、この写真はマーレの港に出現した即席の「魚屋さん」です。漁船がそのまま、キハダマグロの売り場になっているのです。
まさに産地直送、流通改革を地でいく姿であるわけなのですが、今回のポイントはそこではなく、別のところにあります。
お気づきでしょうか、お客すべてが男性であることに。この船上お魚屋、たとえていえばスーパーの特売コーナーみたいなもんです。普通、日本なら額に張ったサロンパスがよく似合うオバチャンが雲霞のごとく群れるところですよね。
なのですが、モルディブでは買い物は漢、もとい男の仕事。スーパーでも市場でも、買い物するモルディブ人の多くが男性。スーパーの食品売り場などでは、軽く曲げた肘にスーパーのカゴを引っかけて「さあ、今夜は何にしようかしら・・・」などと、口元に中指＆人差し指を添えているモルディブ男性がわらわら観察できます。
基本的に、モルディブでは既婚女性はあまり外を出歩かない傾向にあるようです。もちろん、これはイスラム教の影響でしょうね。外に出歩かない生活を余儀なくされた女性たちは、運動不足故に体型が序々に横へ広がっていき「ジャバザハット」化していくワケですが、これはまた後日書きましょう。