床屋INマーレ

ここ数ヶ月、床屋に行かず髪を伸ばしっぱなしにしていたせいで「40代手前の少年アシベ」みたいになっていた私。水中では髪がユラユラし、見苦しいことこの上ない状態になってまいりましたので、本日マーレで髪の毛を切ってもらいました。向かった先は、アパートから数歩の床屋さん。
お店の面積は8坪程度でしょうか。そこに椅子が2脚、順番待ちのためのソファー、さらに壁一面を占める大きな鏡が置かれています。スタッフはバングラデシュ人の理髪師さんが1名いるのみでした。

・・・とまあ、イロイロ書いていってもあまり楽しい話はないので、気になったところをかいつまんで書いてみますね。

まず、ああこれは良いな、と感じたのが、後頭部もリアルタイムで見られるよう、メインの鏡とは反対の位置に別の鏡が置かれていたこと。ちょうど斜め後ろから見下ろすようなポジションにあったので、髪が切られていく様子をしっかり見ることができました。日本で、理髪後半に鏡で後頭部を見せられて「よろしいでしょうか?」などと聞かれ、あきらかによろしくない状態でも「ハイ」と答えてしまう気の弱い私ですが、このようにチェックできるようになっていれば随時自分の希望を伝えられます。
あと、料金が破格でした。何とたったの10ルフィア(100円)!今まで、マーレで髪を切ってもらった場合、15〜30ルフィアといったところがほとんどでしたので、マーレ市内でもかなり安い部類にはいると思われます。
問題だったのが、コミュニケーション。バングラデシュ人である理髪師さんは、母国語とディベヒ語(モルディブ語)しか話せないのです。んですから、細かい指示が不可能。とはいっても、別に福山雅治を目指すわけではなく、単にうっとうしい髪を切ってもらうだけの私にとっては大きな障害ではありませんでした。結局、理髪師さんにほぼお任せで髪を切ってもらったのですが、もみあげが異様に長く残された以外は、まあ悪くない仕上がりとなりました。けっこうナチュラルな感じ。
最後にちょっと怖い話を・・・。理髪中、近所のお兄ちゃんが何度もお店に顔をだしていました。そのお兄ちゃん、近所で有名なコカインジャンキー・・・。路上で大声出して暴れたりしている姿を何度か見たことがあります。そのお兄ちゃんが、顔剃りを受けている私のすぐ脇にきて、顔剃りの様子をラリッた目でじぃ〜〜〜っと眺めるのです。これは怖かったぁ。鋭利な刃物のすぐ近くにジャンキー・・・かなりスリリングな時間を過ごすことができました。