モルディブの3K職場

maldives2005-07-30

写真は雨上がりのマーレ、18:30に撮影したものです。危なっかしい足場で作業をしている彼らのほとんどはバングラデシュやネパールなど、外国からの出稼ぎ労働者の皆様です。日本でもバブルの頃に「3K」職場が嫌われ、それ以来外国人労働者が建設現場等で汗を流している姿がよく見られるようになりましたが、モルディブではかなり前からこのような風景が当たり前のようになっております。他にも、商店の売り子や、家政婦などの職で外国人労働者が頑張ってます。
モルディブの人たちは極端に「3K」職場を嫌います。そのせいか、人口28万人のモルディブで1万人以上の外国人労働者が働くという図式になっているのです。(もちろん、その労働者の中には私のような観光関係の労働者も含まれてはいますが、圧倒的少数)
津波の影響でどのリゾートもいわゆる「リストラ」を断行し、「仕事がない」とのたまう若者がマーレをブラブラしておりますが、仕事はあるのですよね〜。人が足りず、外国人労働者で補っているような職場がごろごろしているのですから。
まあ、この景色は昨今の日本と似たり寄ったりって言えばその通り。ただ、日本では賃金格差などの面から、雇用者側が外国人労働者の雇用に積極的な職種が見られますが、モルディブの場合は「なり手がいない」ことがほとんど。う〜む・・・。