モルディブでの著作権について・・・

この写真はマーレ国際空港内にあるお土産屋さんの店頭で撮りました。色とりどりの「ニモ」らしきぬいぐるみたち。故ウォルトディズニーが見たら絶句しそうな、完全見事な「パチモン」でございます。私が強調したいのは、これがマーレ市内でのものではなく、国際空港内で堂々と販売されているものであるということ。
そうなのです。モルディブでは著作権などあってないようなもの。国際空港内でこの有様なのですから、マーレ市内に出てみるともっとスゴイことになっております。
販売されているもののほとんどがコピーというのが音楽ＣＤやパソコンソフトの類。ここいらへんは多分に漏れずしっかりと「アジアの国」してますね。
最近では、ＤＶＤベースのコピー映画も出てきました。普通、ＤＶＤには作品がひとつだけ収録されているわけですが、マーレではひとつのＤＶＤに数作品の映画が収録されているものが多いのが楽しいところ。ＤＶＤの大容量を生かして高画質を追求するのではなく、「画質が落ちてもいいからとにかく作品をいっぱい入れちゃぇ」というベクトルに傾いているのが笑えます。
ほかにも「ＤＡＨＯＮ」というバイクや、１０ドルで売っているヴィトンの野球帽などなど愉快なものが山盛りのモルディブ共和国、あと１００年くらいはこのままなのではないでしょうか。