恥ずかしい癖

今日終了したトリップは「ジンベエスペシャルツアー」と銘打ち、ジンベエザメに特化した姿勢で臨んでみました。
で、結果はというと、これが大成功!スキン・スクーバ双方でのジンベエウオッチに成功することができたのです。特にスクーバでは15分以上ものあいだ、じい〜っくりとジンベエウオッチできちゃうという充実ぶり。ガイドも大興奮のSPツアーでした。

で、本日のことです。パソコンの前で、ジンベエSPツアーのビデオ映像を編集していた私は、とあることに気付きました。映像には水中を悠然と泳ぐジンベエ、そして、その周囲にはダイバーの姿が見えます。何気なく映像を見ていた私ですが、ダイバーとジンベエの大きさを比較してみると、そのジンベエの体長は8mほどはあるように見受けられました。
ここで私は思わず赤面してしまったのです。というのも、ジンベエとのダイビング終了後にゲストからジンベエザメのサイズを聞かれたときに、私はダイビングガイドらしい毅然とした態度で「そうですね〜、体長は6mくらいでしょうか。え、8m?そんなに大きくないない」とスッパリ断言していたからなのです。
いや〜、申し訳ありません、しっかり8mありましたよ〜あのジンベエ。
私は思うところあって過去のビデオ映像を引っ張り出し、過去ジンベエの大きさの比較をすることにしました。(目下の仕事であるビデオ編集そっちのけで)と、ここで、10年を越える私のダイビングガイド人生を揺るがしかねない、私自身の性癖を発見したのです。
ズバリ、恥を承知でカミングアウトいたしますが、私はジンベエやマンタなどの大型生物の体長を過小評価する癖があったのです。過小評価、というか、長さ・距離といった感覚がズレているだけだと思われますが、いずれにしてもかなり恥ずかしい欠点であることにはかわりません。
今まで、私にジンベエやマンタのサイズを聞かれた皆様、その私の回答から1.2倍〜1.5倍しておいてください。大変ご迷惑をおかけいたしました。

ちなみに、先ほど定規片手に10センチ以下のサイズのもので実験してみたところ、こちらは一転、過大評価でサイズを大きく捉える傾向があることに気付きました。私からハゼ類のサイズを聞き、そのままログブック等に記入していた皆様、お手数ですがそのサイズから0.8倍ほどに変更しておいてください。
ダメだ、この乱視バカガイド・・・。