ジンベエ確率が

maldives2006-03-19

え〜〜っと、最近いい歳してmixi日記にハマっているせいか、こちらのブログの更新頻度が遅れがちになってます。申し訳ありません。

で、申し訳ありませんと言えば、ジンベエザメですよ。ベージン。12月のツアー開始よりのジンベエ成績が7勝5敗(スキン、スクーバ等、船上から以外のスタイルで大多数のゲストがジンベエ見ることができたツアーを”勝”としています)乗船されたにもかかわらず、ジンベエをゲットできなかった皆様、大変申し訳ありませんでした。
でも、71%の遭遇率ですから、世界的にはとってもまあご立派、な成績ではあるのですが、昨年までの90%以上の高確率から比べるとやや遜色が見られるのも確か。また蛇足ながら、他のサファリボートの中には確率50%〜60%というところもあるくらいですから、当ボートはかなり善戦している方なのだ、ということも声を大にして言いたいところではあります。

でまあ、宣伝はこれくらいにして、では、ナゼ、ジンベエザメ様が出にくくなってしまったのか、ということについてつらつらと書いてみたいと思います。

まず、かなり大きい要因として、ヨーロピアン向けサファリボートがジンベエ探しに目覚めた、というのがあります。以前、水面からひたすらジンベエザメを探すのは、ブルーKサファリさんや、当社サービスなど、いわゆる日本人向けサファリボートがほとんどで、ヨーロピアン向けサファリボートはジンベエサーチに興味を示さなかったのです。ですが、昨年辺りから、ジンベエザメの旨味に目覚めたEU諸国の方々が、大挙してジンベエザメの出現エリアに訪れるようになったのです。当然、水面は混み合い、ジンベエが見つかると、そこにサファリボートが群がる、という光景が繰り返されることになりました。

また、今年はジンベエザメが出るエリアが非常に限られたところに出現する傾向があるので、ボートラッシュアワーには拍車がかかってしまいました。

そういった要因の他には、水温がやや低めを推移していることも気になるところです。例年よりも低めの水温は、プランクトンの出現に若干の混乱をもたらし、ジンベエザメやマンタなどにはあまり良い影響を与えないのでは、と個人的に感じています。

ではでは、この局面は打開されるのでしょうか。

まずまず、ヨーロピアンゲストについてですが、彼らは毎年1月〜3月に集中してモルディブに訪れる傾向があり、4月以降はモルディブへの渡航者が減少するのが一般的なパターンです。なので、今年乾期のようなサファリボートラッシュ、とりあえず来年までは忘れていいのではないでしょうか。来年乾期のことは、もうちょっとしてから考えましょう(笑)

問題は水温ですね。う〜ん、こればかりは何とも言えないんですが、ここ数日の水温を見ている限りでは、ちょっとずつ、ジワジワと水温が上昇してきているように思われます。もちろん、これだけの資料で即断することはまだできないのですが、少しだけ光明が見えてきたんじゃないかなぁ、とポジティブに考えるようにすることにしました。

ここのところ船上でジンベエザメに関しては弱気発言を繰り返している私ですが、その場その場で考えられる最高のジンベエサーチをデータに基づいておこなっています。これからも頑張りますね〜。