ブローニーカメラの楽しみ(とささやかな思い出)

maldives2005-10-25

サザンクロス号をめぐる裁判のための資料作りに没頭している祥平です。でも、怠惰のなせるワザでしょうか、資料作りの根気が続くのは1時間がせいぜい。気分転換と称して、ブログ書いたり、ウイイレ9やったりして逃避しております。なんだか学生時代を思い出しました。
あ、学生時代といえば、私の学生時代の自慢のひとつに「同級生の大塚寧々(現女優)にブローニーフィルムの現像の仕方を教えた」というものがあります。たしか大学2年の頃だったでしょうか、マミヤの67を購入したばかりの寧々ちゃんが私にブローニー版のフィルム現像の手順一通りを聞いてきたのです。多分、寧々ちゃん本人は1ナノメートルも覚えていないでしょうが、私にとっては、4年間のあいだに寧々ちゃんとかわした10会話のうちのひとつとして、しっかりと心に焼き付いております。

まあ、そんな話はいいとして、この前マミヤの645AFというカメラを購入しました。ブローニーのフィルムカメラ・・・デジタル全盛の時代に逆溯行するようなシロモノですが、私は中判カメラで、しかもモノクロで撮影するスタイルが一番好きなのです。今までは学生時代から愛用してきたマミヤRZ67を使用してきたのですが、いかんせん大きくて、重たい。三脚がないと、撮影が難しかったのです。
なのですが、こちらの645AFはちょっとしたビデオカメラなみのサイズ。しかも、最近遠視が進んで老眼になりつつある私にとっては、同カメラのオートフォーカス機能が何よりの味方。コンパクトカメラ感覚でバシバシ撮れちゃいます。

最近は、散歩をしながら、このようなスナップカットを645で撮影するのが楽しみのひとつとなっております。しかも、この写真、現像だけはラボにお願いしたのですが、そのあとはスキャナーで読み込んで、フォトショップCSで後処理して・・・と、あの現像液や定着液にまみれた酢酸臭い暗室ワーク不要の快適デジタル処理をしてしまいました。便利な時代になったものです。
・・・でも、よく考えたら、後処理デジタルなんだから、ハナからデジカメで撮れよ、っていうツッコミできちゃいますね。コレ。

ブローニーフィルム:幅が約6センチのロールフィルム。6×4.5センチから、6×9センチまでの中判カメラ用。写真屋さんで販売されているフィルムは「120」とか「220」という表示をされてます。「120」はフィルム全体の長さが120センチということ。