ジンベエ&マンタ2005

maldives2005-02-26

年明けから出るには出ていたのですが、昨年ほどのパワーが感じられないという、加齢臭が気になる世代のウ○コの切れ(失礼!)みたいな状態が続いていたのがアリ環礁西部のマンタたち。
ドンカロティラを筆頭に、パネトーネ、ランガリマディバル等々、乾期を代表するマンタポイントが列をなしているアリ環礁西部ですが、ここのところは1ダイブで2〜3枚といったところがフツー、5枚オーバーを見ることができたら御の字という状況で、昨年までの大豊作がウソのような不調ぶりでした。なのですが、先週のツアーでは、パネトーネで5枚オーバー、ドンカロティラで10枚オーバーと復活を感じさせる手応えを感じることができたのです。例年のパターンからすると、1ヶ月以上も遅れたタイミングでのマンタピーク到来となり、今後の展開が気になるところではありますが、とりあえずはマンタ復活を素直に喜んでみたいと思います。

もうひとつ、ここ最近の傾向で見逃せないのがアリ環礁南部でのジンベエ捕食シーン。通常、リーフのトップ、水深で言うところの5−8m付近で出現することが多いジンベエですが、ここ最近ではかなりの外洋側で頻出するようになっています。外洋側といっても深場に出るわけではなく、限りなく水面に近いところで出てくれますので、楽々スノーケリングができちゃうのです。

しかも、何をとち狂ったか、水面にうかぶダイビングボートを仲間と間違えているようで、ボートの周りを大口開けながらグルグル回ってくれたりするのです。こんな様子ですから、場合によってはボートが数隻集結し、ジンベエを数十人が囲むいう、上空から見れば集団リンチをしているんじゃないかと思わせるような状態になることもありますが、ジンベエは至って平気の様子で、頭上に数十人を張り付かせたままのんびりと捕食をしていたりします。
このジンベエ捕食大サービスは今年1月頃から時折見受けられるようになり、同地を訪れるダイバー・スノーケラーを驚喜させております。いつまで続くのかはまったくの不明ですが、「今」が旬なのは確かです。
あ、でも、ジンベエには絶対に触らないでくださいね。これは最低限のルールです。